トライアスリート&フリーランス管理栄養士の木下ともえです。
2024年9月15日に北斗市と木古内町で開催されたアイアンマン・ジャパンみなみ北海道に出場し、10年ぶりにアイアンマンになれました。
結果をサクッと知りたい方はこちらをどうぞ↓
名古屋を出発してからレース当日までのレポートはこちら↓
スイム・バイク・ランを1つの記事にまとめると、かなりの長文になりそう……。
この記事では当日の準備・試泳・スイム・トランジション①までのことを書きました。
目次がありますので、時間がない方は、目次から知りたいところに飛んで読んでくださいね。
9月15日 アイアンマン・ジャパンみなみ北海道 レーススタート前
まずは起床からスイムスタート前までの準備について振り返ります。
ホテルでの準備
レース前日は22時に寝たものの2時30分過ぎには目が覚めてしまいました。
外は雨で風も強く、天気予報通りで憂鬱な気分に。
あまり眠れなかったので、毎日チェックするGarminの睡眠スコアを見ないほうがいいなと思っていたのに準備の途中で見てしまいました。
スコアは36/100点。
睡眠が短く、質が低下していました。今日は非常に疲れていると感じる可能性があります。
というコメント。
予想はしていたけれど、ショックを受けて見なきゃよかったと大後悔。
ウエアを着る前の準備
ホテルを出発は4時30分なので時間に余裕はあるのだけれど、なぜか焦っていてしばらくボーッとしていました。
でも、あとで焦るのは嫌だと、シャワーを浴びて、
ブラずれ防止と
腰痛防止のテーピングを貼りました。
このテーピングは、レース当日の私のルーティン。
ニューハレのテーピングを使っています。
マラソンの時にも使っています。
テーピングをしてから、トライスーツを着て、ゼッケンタトゥーを貼ります。
トライスーツが半袖なのでひじ下に貼るのですが、腕が短いのでゼッケンナンバーが見えるように貼るのに若干手間取りました。
レース当日の朝食
でも、何とか貼り終えて、忘れがちなアンクルバンドを足につけ、朝ごはんを食べます。
セブンイレブンで調達した朝ごはんの合計は966kcal。
塩むすび 174kcal | 2 | 348kcal |
ふっくらお揚げのいなり 181kcal | 2 | 362kcal |
とろーり冷やしみたらし 256kcal | 1 | 256kcal |
合計 | 966kcal |
朝食で1,000kcal食べたいと思っていたのでほぼ計画通り。
大好きな冷やしみたらしも食べられて大満足の朝食でした。
持ち物の最終チェック
朝食を食べてから、持ち物の最終チェック。
昨晩もしたけれど、チェックしないで出発すると心配になるのでチェックします。
レース当日にスイムスタート会場に持参したものはこちら
スイム用具
- ウェットスーツ
- スイムキャップ
- ゴーグル
- ワセリン
私のウェットスーツは上下セパレートで、上着は袖なしと袖ありを選べます。
一応、両方北海道に持参しましたが、袖なしは寒そうなので袖ありだけをスタート地点には持っていきました。
バイク用具
バイクにセットするドリンクと補給食。
- バイク用のボトル2本
- バイクにセットする補給食(Mag-onマグオンとANDO_ アンドゥー)
ストリートギアバッグ
ストリートギアバッグは、レース後に必要なものを入れるバッグ。
スイムスタートまで着ていたものや履いていたものを入れます。
- パーカー(着ていったものを入れる)
- ズボン(着ていったものを入れる)
- フリース(着ていったものを入れる)
- ビーチサンダル(履いていったものを入れる)
- フリース
- タオル
- スマホ
- 小銭
バイクのパーソナル・ニーズ・バッグ
バイクのコース上のエイドで受け取れるバッグです。
途中で必要になるかもしれないけれど、必ずしも必要じゃないものを入れます。
逆にバイクコースの途中で要らないものを入れておくこともできます。
雨が降って寒くなってきたときのために防寒具と要らないとは思ったけれど、余った補給食を入れておきました。
- レインジャケット
- 指切りではないグローブ
- 予備の補給食
結局、レース途中でこのバッグのものを取り出したり、要らないものを入れたりはしませんでした。
ランのパーソナル・ニーズ・バッグ
ランコース上のエイドで受け取れるバッグです。
バイクは7時間を予測していたので(実際にはもっとかかった)、15時30分ごろにランスタートの予定でした。
ランの1周目14kmは明るいかなと思ったので、ヘッドライトはバイク→ランのトランジション②にセットしたランギアには入れずに、パーソナル・ニーズ・バッグに入れました。
- ヘッドライト
- サングラスケース
- ウインドブレーカー
- 靴擦れ防止テープ
- 薬(胃薬・ロキソニン)
日も暮れて寒くなるかもしれないと思い、ウインドブレーカーも入れました。
寒さ対策に名古屋からカイロも持ってきたのに入れるのを忘れました。
持ち物チェックも終わり、水分と糖質をポカリスエットで補給しながら、ホテルを出発し、スイムスタート会場へ。
バイクへの補給食セット
会場についたら、すぐにバイクへの補給食セットを始めました。
いつもは前日にセットするのですが、夜が雨予報で濡れるのが嫌だったので、朝にセット。
トップチューブのベントーボックスに4個のアンドゥーANDO_を詰め、ハンドルに養生テープで4個のMag-onマグオンを貼り付けました。
ボトルの中身は、GUグーのROCTANE ENERGY DRINK MIX ロクテインエナジードリンクミックスのグレープとストロベリーハイビスカス。
1袋で250kcal摂れるので水分補給しながら、エネルギーも摂れてよいかなと思い、レースで初めて使ってみました。
準備をしながら、ライスピュレとグー リキッドエナジー
ストロベリーバナナでエネルギー補給。
ライスピュレみたらし団子味 100kcal |
1 | 100kcal |
グー リキッドエナジー ストロベリーバナナ 95kcal |
1 | 95kcal |
1 | 195kcal |
朝食に冷やしみたらしを食べたじゃないかという気もしますが、みたらし味が好きなんです。
でも、ライスピュレは、咀嚼が必要なので、私はレース中に噛むことにエネルギーを使いたくないため、スタート前に摂りました。
バイクラックを去る前にDi2のギアチェンジがきちんとできるか確認しようかと思いましたが、昨日は問題なく乗れたし大丈夫かと思い、チェックはしませんでした。
バイクの準備が完了したので、ウェットスーツを着てワセリンを塗ります。
ワセリンはベタベタしないので、プロテクトJ1を愛用。
ストリートギアバッグに着てきた服などを入れて、バイクとランのパーソナル・ニーズ・バッグを預けてスイムスタート地点へ。
いよいよレースが始まるとドキドキ。
アイアンマン・ジャパンみなみ北海道 スイム3.8km
準備で忙しく、あまり海の様子を確認していなかったので、試泳前にビックリ!
現地入りしてから、毎日、スイム会場をに訪れていましたが、レース当日の海が一番荒れていました。
波がすごい!!!波が泥色!!!
スイム試泳前の補給
こんな海で泳ぐんだーと他人事みたいに思いつつ、試泳の前に赤と青のアミノバイタルを配っていたのでいただいて飲みました。
アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー 109kcal |
1 | 109kcal |
アミノバイタル アミノショット BCAA 109kcal |
1 | 23kcal |
合計 | 132kcal |
アイアンマン 70.3 東三河ジャパンの時にも、この2つを配っていたのでスタート直前に摂取しました。
予定していませんでしたが、配っているとつい、もらってしまう。
試泳
アミノバイタルを飲んでいよいよ試泳です。
遠浅なのでどこから泳ぐべきかと思いながら、歩いていきます。
大きな波に翻弄されながら、進んでいき、私は他の方よりも早めに泳ぎ始めました。
なんとなく、泳いだほうがが速い気がしたのですが、歩いても泳いでもそんなに変わらなかった感じ。
14年のトライアスロン経験で一番荒れた海。
不安がどんどん大きくなりますが、この荒れた津軽海峡を3.8km泳がなければ、完走して、再びアイアンマンにはなれません。
タイムカットにならないように泳げばいいんだと自分を励まして、試泳を終えてスタートを待ちます。
並び順の誘導なども特になかったので(あったのかもしれませんが気づきませんでした)、同じ色のスイムキャップの最後のほうに並んでスタートを待ちます。
スイムスタート
何かすごいセレモニーでもあるのかと思ったら、派手なセレモニーもなく、アイアンマン・ジャパン・みなみ北海道が始まりました。
ローリングスタートなのと、遠浅でしばらく歩くので、スタート直後でのバトルはありませんでした。
試泳の時と同じように、大きな波が来たら、波打ち際に戻されながら進んでいきます。
泳ぎ始めると混雑してきて、バトルほどではないけれど、ぶつかられたりして、いつもの感じだな思いながら泳ぎます。
なんとか泳ぎやすい位置を確保して、ブイを探すのですがブイが見つからない。
アイアンマン・ジャパン・みなみ北海道のためにスワンズのオープンウォーター用ゴーグルアセンダー調光レンズを購入して、曇りもなくとってもよく見えるのですが、波が高く、ブイが棒状で横に倒れているので全然見つけられなかったのです。
私はどこに向かって泳いでいるのだろうと不安な気持ちでいっぱいでした。
とりあえず、みんなが泳いでいくほうについていきます。
ブイを発見した時にはすごく安心しました。
しかし、次のブイも全然見つけられなくて、またまた不安になりつつも、みんなの後を追って、ゴールゲートが見つけてホッ。
遠浅ですが、私は歩くより泳ぐほうが楽なので、ギリギリまでなるべく泳いでビーチに上がって1周目終了、2周目へ。
2周目は1回泳いでいるんだらから、ブイも見つけられるでしょと思っていたけれど、1周目と同じようにブイが見つけられない。
なんとかスイムのゴールゲートを見つけて、3.8kmを泳ぎ切りました。
スイムゴール!!!
スイムアップの写真がモンチッチ(そんなにかわいくない)みたいで微妙ですが、アップしてみました。
3.8km泳いだ後ににかわいい人は本当にかわいい人なんだと思う。
アイアンマン・ジャパン・みなみ北海道 スイムリザルト
Garminのリザルトはこちら↓
結局、100mぐらい多く泳いでました。
トラッカーのスイムリザルトはこちら↓
スイム 1:31:00 | エイジ17位 | 女性81位 | 全体760位 |
タイム | 時間 | ペース 分/100m | |
スタート | 00:00:00 | 6:38:27 am | |
スイム1.9km | 42:57 | 7:21:23 am | 02:16 |
スイム | 1:31:00 | 8:09:27 am | 02:32 |
平均タイム | 02:24 |
スイムの予測タイムは1時間30分だったのでほぼ予想通り。
スイムは週1回の練習なので大満足の結果でした。
でも、ブイがなかなか見つけられず、頭を上げ気味で泳いでいたせいか、ウエットスーツの襟と襟足が擦れて痛かったです。
ワセリンを塗る場所をもっと考える必要がありそう。
アイアンマン・ジャパンみなみ北海道 トランジション①
ウェットスーツを脱ぎながら、バイクギアをラックからとって更衣室へ。
更衣室に行く前にトイレに行きたかったので、トイレの場所をスタッフ質問。
トイレはバイクを取った後とのことで、仕方ないので、更衣室へ。
雨対策をして養生テープで止めたり、ビニールをかぶせたりして雨対策をしていたので、中身を取り出すのに手こずりました。
おかげでバイクの中のものは濡れていませんでした。
予定していたトランジション中の補給、グーリキッドエナジーとオーエスワンゼリーを摂りながら、バイクの準備を進めます。
グー リキッドエナジー ストロベリーバナナ 95kcal |
1 | 95kcal |
オーエスワン ゼリー 20kcal | 1 | 20kcal |
合計 | 115kcal |
GUリキッドエナジーはパッケージが大きいわりに95kcalであまりエネルギーが摂れませんが、ストロベリーバナナ味はおいしいです。
靴下をはいて、バイクシューズを履き、グローブをつけて、ヘルメットをかぶって、サングラスをします。
サングラスはオークリーのCorridor prizm low light レンズにしました。
曇りでトンネルもあるのでクリアなサングラスをレースのために購入。
一応、普段、バイクの時に使っているオークリーのSUTRO Sも北海道に持参しましたが使いませんでした。
荷物は多くなってしまいますが、できるだけ天候に合わせて選べるようにすると安心です。
サングラスのことは気にしていたのに、雨が降ったら、スイム→バイクのトランジションで足裏がどどろになるかも?!ってことは考えておらず、更衣室で足裏がどろどろで戸惑います。
タオルで拭くけどあまりきれいにならない。
準備がよい方は、足をきれいにするための水をペットボトルに入れて使っていて、次回から私も準備しようと思いました。
バイクにセットしきれなかった補給食をトライスーツの後ろのポケットに入れ、スイムで使ったものをバイクギアバッグに詰めて、自分のバイクのところに急ぎます。
何回も場所を確認しているはずなのに迷う。
バイクラックがあるところから、外に出ると、ボランティアさんがバイクを持ってズラリと並んでいます。
その後ろにトイレがあり、トイレに行く場合はボランティアさんがバイクを持ってくれるサービス。
ボランティアさんにバイクを預け、トイレへ。
トライスーツの脱ぎ着に手こずり、けっこう時間がかかりました。
トイレのことを考えるとウエアは、上下セパレートがよいな。
トランジション① | タイム | 時間 |
10:41 01:41:41 |
8:20:08 am |
トランジットは長くかかったけれどスッキリして、バイクスタート。
この後、DNFを予感させるバイクのメカトラに気づきます。
【レースレポート】アイアンマン・ジャパンみなみ北海道/2024 ③バイク編に続く……。