【レースレポート】アイアンマン70.3東三河ジャパン in 渥美半島

トライアスロン

6月10日に田原市と豊橋市で開催されたアイアンマン70.3東三河ジャパン in 渥美半島に参加してきました。

なんと私の出身地豊橋で開催される初めてのアイアンマントライアスロンレース。

アイアンマンに出たくてトライアスロンを始めた私にとっては夢のような話です。

ブランクもありいろいろ迷いましたが、エントリーをして、無事に完走することができたので、記録も兼ね、めずらしく詳細なレースレポートを書きました。

最後まで、ぜひ、お付き合いください。

スポンサーリンク

アイアンマントライアスロンとは?

アイアンマントライアスロンは、世界中で開催されているトライアスロン大会シリーズの1つ。アイアンマンレースは、スイム(水泳)3.8km、バイク(自転車)180.2km、ラン42.2km、合計距離約226.2kmで競い合う大会です。

今回、私が出場したアイアンマン70.3は、ハーフアイアンマンとも呼ばれ、アイアンマンの半分の距離、スイム1.9km、バイク90.1km、ラン21.1km、合計距離113.1km。制限時間は8時間の大会です。

IRONMAN JAPAN 2014

日本では、アイアンマンが北海道で2013年〜2015年まで、アイアンマン70.3が知多半島で2010年〜2020年まで開催されていました。

今まで、私は北海道のアイアンマンに1回、知多半島でのアイアンマン70.3に3回参加して完走しています。

2018年にセブ島で開催された70.3にエントリーして現地には行きましたが、レースには出ていません。私は瞬発力より持久力に自信があるので、短い距離より長い距離が得意。

アイアンマンシリーズは好きな大会。海外のアイアンマンレースには出場したことがないのでいつか行ってみたいです。

2016年五島長崎 国際トライアスロン大会

ケガをしたため、2016年6月の五島長崎国際トライアスロン大会(バラモンキング)から2019年9月のトライアスロン伊良湖大会までトライアスロンレース出場をお休みしていました。

2020年、2021年は感染症の流行拡大によりトライアスロン大会はのきなみ中止となり、またブランクが開いてしまいました。

そして、2022年9月のトライアスロン伊良湖大会で再再開。2019年からショートと呼ばれる短い距離のレースしか出ていなかったので、距離の長いレースは久しぶりです。

70.3は、昔は何の心配もなかった距離ですが、ブランクと加齢により、完走できるかが不安でエントリーを少し迷いました。でも、いつかまたフルアイアンマンに出場したい気持ちもあり、地元での開催という後押しも加わり、練習不足で間に合うかわからないけどチャレンジすることにしました。

アイアンマン70.3東三河 スイム1.9km

アイアンマン70.3東三河ジャパンのスタートは、田原市の白谷海浜公園。ここはロードバイクで行ったり、かなり前にオープンウォーターの練習をしていた場所なのでおなじみの場所です。

ただ、大会本番の1週間前に大雨が降ったあとに見に行くと、大量の流木などが流れ着いていて、「ここで泳ぐのか・・・」という気持ちになるような状態でした。しかし、大会前日にはキレイになっていました。ボランティアの皆さまに感謝。

スイムのウェットスーツ

アイアンマン70.3セントレア・ジャパン

スイムは、ウェットスーツは袖なしの方が泳ぎやすいので、事前に袖なしウェットを着用し、プールで泳いで準備をしていました。

しかし、前日の試泳で海に入ったら、けっこう冷たいことがわかり、袖ありのウェットに変更しました。

こういうこともあるので、真夏の大会以外は、袖ありと袖なし、両方を準備しておくことをお勧めします。

スイムのスタート時間と方法

スタートはエントリー時のスイムタイムの申告順。速い順にスイムキャップの色が異なり、グリーン、パープル・ピンク、ライトブルー、ブルー、ホワイトの順番でスタートします。

私はライトブルーのキャップでした。グリーンの選手は6時スタートで私は6時7分スタート。ミドルの大会にしてはめちゃくちゃ早い時間のスタートです。

ちなみに、会場には4時30分ごろ入りました。

スタート方法は10名の選手が10秒ごとにスタートするローリングスタート。

今まで、スタートは性別やエイジ(年齢別)にスタートして行く大会が多かったのでスイムタイム順というのは初体験でした。

10名ずつ10秒ごと、周回コースでもなかったせいか、スイムのバトルはほとんどなく、今までで一番泳ぎやすいレースでした(タイムはイマイチでしたが・・・)。

ただ、天候不順で雨が続いたせいか、海水は濁っていて視界は最悪。

混んでいないので前の人について行けば何とかなる感じじゃなかったのでコースアウトしないようにかなり気を遣いました。

スイム後の試練

なんとか泳ぎ切ってホッとするのも束の間。ビーチでの試練が待っています。

白谷海浜公園で泳いでいたので知ってはいましたが、ビーチはサラサラの砂浜ではなく、じゃりじゃりの石浜(?!)。そこに、木の枝などのゴミも加わり、足の裏がめちゃくちゃ痛いんです。

絨毯をしいてくれている所まで速くたどり着きたいのですが、海から上がったばかりなのでふらついてなかなかたどり着きません。

レースが終わった後に足裏を見たら、傷ができていたのでビーチでたぶん傷ついたものです。

でも、レース中はアドレナリンが全開で全く痛みを感じませんでした。

アイアンマン70.3東三河 スイムリザルト

スイムのフィニッシュタイムは43分50秒。順位は女子50~54歳で6位、女性で46位、オーバーオールで409位でした。

同じエイジカテゴリーに11人の選手が参加してたのでだいたい真ん中ぐらい。週1回2000〜3000mをひたすら泳ぐという練習しかしていないので、満足の結果です。

アイアンマン70.3 東三河バイク90.1km

スイムが終わったら、ウェットスーツを脱ぎながら、バイクのトランジットエリアに向かいます。

スイムが終われば一安心というトライアスリートの方が多い気がしますが、私は3種目の中でバイクが一番苦手なので全く安心できません。

トランジション1 スイムからバイクへ

バッグをラックからとって、バイクパートの準備。

ウェットの下にトライスーツを着用しており、ウェアを着替えないので更衣室に入らなくても大丈夫なのですが、外で地面に座ると立てなくなるような気がしたので更衣室へ。

イメトレした順番で、水分補給のOS1とエネルギー補給のジェルを食べながら、靴下を履いて、グローブをつけて、シューズを履いて、ヘルメットをかぶり、サングラスをつけてバイクパートまでダッシュ。

バイクは入り口から近く、わかりやすい場所だったのでスグに発見できましたが、スタート地点までの道順を間違えて審判員さんに注意されました。ごめんなさい。

そんなこともあってかトランジションに8分もかかってしまいました。

このトランジションの時間ももちろんレース結果に反映されるので1分でも1秒でも速くすませる必要があり、重要です。

バイクスタート

バイクの乗車位置を超えてゆっくりスタート。バイクスタートの写真を見るとめちゃくちゃのんびりスタートしている雰囲気が伝わり、苦笑い。ここでタイムをもう少し短縮できそうです。

バイクコースは、ほぼ私の普段の練習コースと同じなので緊張が緩んでいたのかもしれません。

とはいえ、後半の伊良湖岬の激坂やUターンという懸念事項もあり、そこをなんとかクリアしてランにたどり着くのだ!という強い気持ちはずっと持ち続けていました(雰囲気に出ていないだけです)。

スタート直後にアクシデント勃発

しかし、想定外のことが、5km地点で発生。Garminの様子がおかしい。

なんかメッセージが表示されているのですが、バイクで走行中だし、老眼だし、全然わからない。ボタンを押してみるんだけど、反応がない。

どうしようって思っていたら、7~8km地点でバイクの収納ボックスに入れていたバイクパート用の補給食が道の凸凹のせいで、5個用意したジェルの内2つが吹っ飛んでいきました。

バイクパートがはじまったばかりなので、めちゃくちゃショック。

でも、ショックを受けていても仕方がありません。どうするかを自転車こぎながら考えます。

バイクスタート前にジェルを摂ったし、ジェル3つは残っているし、ラン用のジェルもウェアのポケットに入っているし、ドリンクのみかんジュースもあるし、何とかなるでしょと気持ちを切り替えました。

バイクのときに補給食が吹っ飛ぶ事件は今までも経験しているので、少し多めに準備しているのと、ランの補給食もウェアに準備していたので落ち着いて対処できました。

これからトライアスロンにチャレンジする方は、重くはなりますが、ぜひ、少し多めの補給食の準備をお勧めします。

補給食の心配もなくなったら余裕がでてきたのか、「ここでパンクしたな」とか、「ここでチェーンが外れたな」とか練習をふりかえりながら、バイクを漕ぐことができました。

さらに、トライアスロンの練習仲間と同じぐらいの位置だったので、追いつ追われつでけっこう楽しかったです。

沿道には思っていたよりたくさんの応援の方がいらっしゃって、テンションが上がりました。

バイクパートの補給

補給は、みかんジュースを飲み干し、だいたい20kmごとにジェルを摂るというルールで摂りました。ランパートはジェルも摂りたくなくなるのでバイクパートでしっかり摂ることにしています。

空腹感を感じてからだと遅すぎるので、自分の感覚に関係なく、距離や時間を決めてたんたんと補給するスタイルです。

アイアンマン70.3東三河のバイクコースの難所

太平洋岸のコースは大好きで何回も走っているコースなのでレースで走れるのは最高なのですが、だんだんと伊良湖岬の激坂と風力発電近くのUターンが近づき、緊張感が高まります。

普段、伊良湖岬でバイク練習するときはサイクリングコースを走るのでこちらの坂は登れるのですが、試走で初めて5月末に車道を走ったら、「登れない」。

激坂登りの練習をしようかと思いましたが練習して登れるようになる確立は低そうだし、無理やり登って立ちゴケしてDNFになるのも嫌なのでバイクを降りて坂を登りました。

みんなバイクを降りるんじゃないかと思っていたのに、けっこう降りていなくて(当たり前?!)、トライアスリートとして恥ずかしかったけれど、ここでケガをするわけには行かないので、応援のおじ様に「無理しないのが一番」って励まされながら、下り基調になるところまで歩きました。

思いのほか、なかなかバイクに乗れず、ふくらはぎがパンパンになり、もう少し早くバイクに乗れるようになろうと決心したのでした。

1つ懸念事項がなくなったので、トライアスロン伊良湖大会ではランの難所の急坂を気持ちよく下ります。しかし、この後まもなく、トライアスロン伊良湖大会のバイク周回コースの風力発電近くのUターンがあります。

TTバイクのせいなのか、私のテクニック不足なのか、Uターンが大の苦手。怖くて、クリートを外して脚をついてしまいます。Uターンの練習はけっこうしたのに、本番はやはりきれいにUターンできませんでした。

秘策?!バイククルクル戦法

どんなUターン方法でもUターンが終われば、心配な場所はなく、あと30kmほどでランにたどりつけるので心の中でガッツポーズ。3種目の中でランが速くないけど一番得意なので、ランまで行けば完走できる確信があるからです(根拠なし)。

でも、うれしくて脚を使いすぎると、ランで脚が売り切れになるので軽いギアでクルクル回すことを意識して自転車を漕ぎます。どちらかというと、重いギアが好きなので、ついつい重いギアにしてしまうのですが、バイクパートの最後はベテラントライアスリートさんに教えてもらったこのクルクル戦法です。

クルクル戦法をすると、けっこう抜かされるのですが、「ランで抜くから大丈夫」という気持ちで取り組むと、本当にランでたくさん追い抜けるのでお勧めです。精神の鍛錬にもなります。

アイアンマン70.3東三河 バイクリザルト

バイクは3時間8分22秒でした。順位は女子50~54歳で5位、女性で34位、オーバーオールで433位。女性のランクはちょっとだけ上がりましたが、オーバーオールはランクダウン。

バイクが遅いという自覚している弱点がはっきりと明らかになりました。

アイアンマン70.3東三河 ラン21.1km

無事にランへのトランジションエリアに。なんとプロトライアスリート上田藍選手がお出迎えしてくださいました。レースナンバーを読み上げて応援してくれて大感激。めちゃくちゃ元気をもらえました。

トランジション2 バイクからランへ

バイクラックに自転車をかけ、トランジションバッグを取って着替えないけど更衣室へ。ヘルメットとグローブを取り、バイク用のシューズをランニングシューズに履き替えて使わないものはバッグの中に入れて預けます。

暑さ対策のためのサンバイザーを準備していましたが、曇っていたし、ランのコースは橋や堤防があり、風が強かったら邪魔になると思ってつけませんでした。

ランスタート

当初の計画では、トランジションしながら、水分と栄養を補給しようと思っていましたが、余裕がなく、手に持って出発。走りながら、OS1のゼリーを摂りました。

ランコースの前半は全く走ったことがないコースだったのでドキドキ。ランのコースは歩道を走るコースなので応援の方はバイクより少なめでしたが、住宅地のなかは家族で応援してくださりほっこりしました。家の前でご迷惑をおかけしていると思うのに感謝です。

ランパートでの補給戦略

バイクでジェルを落としたのでラン用のジェルをバイク中に摂ってしまいました。ランはどうしようとか思っていましたが、よく考えたら、トライアスロンのランパートでジェルを補給できたことはあまりなく、エイドのコーラやフルーツを食べて補給していたので全く問題ないことに走りながら気づきました(遅い)。

エイドにコーラがあることはチェック済みだったのですべてのエイドでコーラを飲むことにして、実際に、すべてのエイドでコーラを飲みました。普段はコーラは飲まないのですが、トライアスロンのランパートはガンガン飲みます。糖質とカフェインを摂れて最後のがんばりにつながるのでは?と勝手に考えています。

海外のレースでは生ぬるいコーラが出てたりして、さわやかな気分にはならないことがありますが。アイアンマン70.3東三河では冷たくて美味しいコーラを飲めました。全てのエイドではないと思いますが、常温のコーラと冷たいコーラを準備してあり、すごいおもてなしだなと感心しながら走り続けます。

アイアンマン70.3東三河のロゴにも描かれているように渥美半島はメロンの産地。前日の試泳のときには高級マスクメロン、ランコースのエイドではイエローキングというメロンがありました。もちろん、両方とも美味しくいただきました。

ランは抜きまくり

7km地点ぐらいからの三河港大橋は普段の練習でも走るコース。まさか、アイアンマンレースで走ることになるとは思わなかったので、うれしさを噛みしめながら走りました。バイクで脚を使ってないのでランでは追い抜かれることより、追い抜くことが多かったのもうれしかったです。

三河港大橋が終わると、ランはあと半分。しかし、歩道橋が2つあったり、階段もあるコースなのでけっこう脚に負担がきます。

さて、この辺りで調子が悪くなったGARMIN君の電源が急に入り、時間がわかりました。7時間ぐらいのゴールを予定してたのですが、「6時間ちょっともしかして6時間切れる?」ということに気づき、かなりモチベーションがアップ。

最後の真っ平な堤防まで来たら、あと2kmです。「ゴールを確信」してひたすら走るのみ。風が強かったら、サンバイザーが取れてしまうと心配していましたが、全く風がなく、杞憂に終わりました(よかった)。

ゴールが近づいてきたら、前後のトライアスリートを確認して、ゴールが被らないように調整しながら走ります。

ついに、ゴール!

しかし、前の選手との距離が短くてゴール動画や写真はどれも一人ではなくて残念。

なかなか難しい。ゴールのMCの白戸太朗さんには「ゴールのタイミングを調整していてえらい」って褒めてもらってうれしかったです。

アイアンマン70.3東三河 ランリザルト

ランは2時間2分00秒。順位は女子50〜54歳で2位、女性で18位、オーバーオールで188位。走っているときはGARMINで確認できなかったけれど、1km 5分44秒ペースで走れてました。

名古屋ウィメンズの平均ペースが5分17秒で最後のほうは5分30〜35秒ぐらいだったのでけっこうがんばったと思います。冬に走り込んだかいがありました。

アイアンマン70.3東三河ジャパン フィニッシュタイム

すべてのフィニッシュタイムは6時間5分25秒。順位は女子50〜54歳で5位、女性で31位、オーバーオールで315位。全体の真ん中よりちょっと上という感じです。でも、予想タイムの7時間よりもかなり速くゴールできて大満足の結果となりました。

ゴール後は、BCAAとうどんを食べました。固形物を食べられるということは元気な証拠です。

レース全体の振り返り

アイアンマンのエントリーフィーは他の大会よりもお高め。物価高騰もあり、以前に出た時よりも「エッつ?!」と思うくらい高くなっていました。正直、普段の練習コースに何万円も出して走るのはどうなのかとも思いましたが、やはり出場してよかったです。

アイアンマンレースの華やかな雰囲気は他のレースにはありません。それを普段の自分の練習コース、生まれ故郷で体験できるなんてことはなかなかないことですから。

当初はフルアイアンマンでの開催とのことだったので、応援しようと思っていましたが、70.3での開催になり、思い切ってチャレンジ。なかなか練習が進まず、途中でエントリーしたことを深く後悔しましたが、最後まであきらめなくてよかった。もし来年も同じコースで開催されるなら、6時間切りを目指します。

最後に

地元開催のIRONMAN70.3に予想タイムよりかなり早くゴールできて、最高の1日でした。

運営スタッフやボランティア、沿道で応援してくださったたくさんの方々、一緒に練習してくださったトライアスリート仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました