2024年4月に読んだ本

トライアスリート&フリーランス管理栄養士 木下ともえです。

早いもので今年も4ヵ月が終わりました。

2024年の目標の1つに100冊本を読むことを掲げました。

本をもっと読まなきゃという気持ちもありましたが、SNSに費やす時間を減らしたいという気持ちで1年100冊チャレンジを始めました。

ともえ
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4ヵ月で55冊読み終わりました。

なかなか良いペースで、SNS時間も減らすことができて大満足。

読んだ本を紹介しようと思いつつ、全くできていなかったので、これから少しずつしていこうと思います。

ともえ
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本のジャンルは、栄養学から純文学までバラバラ……。

全く参考にならないと思いますが、記録として残します。

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変身(角川文庫) フランツ・カフカ

安部公房氏の『壁』の解説で佐々木基一氏がカフカと比較をすることを勧めていたので読んでみました。

『変身』は、昔、読んだはずですが、新訳だからか、私が歳をとったからか、全く違う印象。

『変身』は家族の自立や介護をテーマにした話だと、私は感じました。

翻訳者の川島隆氏の解説もとても興味深く、私がイメージしていたカフカ像とは全く異なり、カフカのことをもっと知りたくなりました。

また、翻訳の奥深さを知ることができ、訳し方によって作品や作者について、全く異なるイメージを読者が持ってしまうことの責任を持つ大変な仕事だと感じました。

Earthlings Sayaka Murata

英訳されている村田沙耶香さんのAudibleは全部聴こうと決めて3冊目。

1章ごとに英語で聴いて、日本語版を読みました。

英語で聴くと英語力が高くないので細かい表現までは聴き取れていないのですが、後半は英語で聴くのも、ものすごくしんどかったです。

ともえ
ともえ

表紙は可愛いけど、誰にでも勧められる本ではないかな。

地球星人 村田沙耶香

『コンビニ人間』

『生命式』に続いて読みました。

同じようにAudibleで英語版を聴いた後に日本語版を読む方式。

前半のお盆の情景は、私の子どもの頃と重なってノスタルジックな気持ちになりましたが、後半は読むのがしんどかったです。

それは私が地球星人だからなのかと思いながら、何とか読了。

英訳されている村田さんの本3冊は読み終えたので、しばらく村田さんの本はお休みしようと思います。

何か英訳されたら読む予定。

ツナグ 辻村深月

オススメされて初めて辻村深月さんの本を読んでみました。

いつも文庫本は移動中に読みますが、どの章でも涙が出てきてしまうので、ずっと家で読んでいました。

少しドキリとする話はありましたが、人肉を食べるような話を続けて読んでいてしんどかったのでホッとできました。

辻村さんの別の作品も読んでみたくなりました。

ともえ
ともえ

涙を出したい時にオススメ。

銀座缶詰 益田ミリ

9年前に栄早朝会議で受け取った本。

読みかけで放置してやっと読了しました。私と1歳違いなので共感できる話も多いですが、エッセイは少し苦手かもしれない。

益田ミリさんの本を読むなら、四コマ漫画が良いかなと思いました。

裁判長! ここは懲役4年でどうすか 北尾トロ

栄早朝会議で受け取った本。

なんと2018年の2月と11月に受け取っていて、2冊も家にありました。

北尾トロさんといえば傍聴っていうイメージでしたが(1冊も本を読んでませんが)、この本を読んで雑誌の連載のために始めたことを知り、驚きました。

ともえ
ともえ

もともとの趣味なのかと思っていました。

北尾さんがちょいちょい自分の過去についても正直に語るところがすごいなと思いました。

一度だけ裁判を見に行ったことがありますが、なんとなく行ってやってる裁判を見た感じだったので、今度はしっかり選んで見てみたくかりました。

ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け 平松洋子

平松洋子さんは食に関するエッセイを書く人というイメージ。

『筋肉と脂肪』というテーマは意外でした。

でも、筋肉も脂肪も自分が食べたものできているので食に関する話がいっぱい。

前半はあまり興味がない格闘技についての話が多く、読み切れるかなと心配になりました。

後半は公認スポーツ栄養士の鈴木志保子さんや陸上競技選手の新谷仁美さんのことが書かれており、あっさり読み切れました。

相撲部屋でちゃんこを作る富士ノ風さんがつぶやいた「相撲が強いひとは胃袋も強いっす」っていうのは、マラソンやトライアスロンにも共通すると思います。

鈴木志保子さんの『理論と実践 スポーツ栄養学』はスポーツ栄養学を勉強知りたい方にオススメです。

ともえ
ともえ

私は何回も読み直しています。

幸福論 ラッセル

11年積読してあった本。

ともえ
ともえ

放置していてる本が多い……。

途中まで読んでましたが内容は全く覚えていないので読み直し。

ラッセル『幸福論』の原題は『幸福の獲得』(1930年)、100年ぐらい前に書かれた本。

第一部は不幸の原因、第二部は幸福をもたらすもので、不幸の原因というのは、昔も今も変わらないなあと思いました。

出生率の低下についても書かれており、驚き。

約100年前から問題になっており、解決していないということは、出生率の低下を受け入れてどう対処するのかを考えたほうが良いのではないかと思いました。

訳注は?なことが多く、幅広く教養を身に付けたいと感じさせられました。

広い興味があると、幸せを獲得できるのではないかと思いました。

そのためにもこれからもいろいろな本を読もうと思います。

家でも外でも転ばない体を2ヵ月でつくる! 安保雅博 中山恭秀

安保雅博氏は、東京慈恵会医科大学附属病院 副院長 リハビリテーション科 主任教授 診療部長。

最近、父が室内でよく転ぶのと高齢者への指導にも役立ちそうなので読んでみました。

普段、農作業をしたり、ウォーキングを日課にしている父には簡単すぎるかなと思いましたが、バランス能力は鍛えていないので、実家用にもう1冊購入。

ともえ
ともえ

2ヵ月がんばってもらおう!

70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える! 塩野﨑淳子

管理栄養士の塩野崎淳子さんの著書。

自分が料理好きなので、ついつい自炊なんて簡単なもので良いですよと勧めてしまいますが、けっこう、面倒な調理を勧めてしまっていたかもと感じました。

ともえ
ともえ

私としては簡単だけど、料理をしない方には難しい……。

市販の加工品を使った本当に簡単で身体にもよいレシピが掲載されているので、栄養指導の時に活用したいと思います。

2024年4月に読んだ本まとめ

4月は10冊読みました。

どの本も興味深く読めましたが、読んで一番よかったなと思った本は、ラッセルの『幸福論』。

11年も積読していたのに!!!

100年経っても人間の悩みは変わらない。

そんな悩みは受け入れていく方が幸せになれるのではないかと思い、なかなか解決しない問題はそのように対処してみることにしました。

お勧めの本がある方は、ぜひ、X(Twitter)などから、教えてくださいね。

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