【レースレポート】アイアンマン・ジャパンみなみ北海道/2024 ④ラン編

トライアスロン

トライアスリート&フリーランス管理栄養士の木下ともえです。

2024年9月15日に北斗市と木古内町で開催されたアイアンマン・ジャパンみなみ北海道に出場し、10年ぶりにアイアンマンになれました。

結果をサクッと知りたい方はこちらをどうぞ↓

レースレポートは1つの記事にまとめようと思ったのですが、書きたいことがたくさんあり、かなりの長文になったので、それぞれのパートで分けて書いています。

名古屋を出発してからレース当日までのレポートはこちら↓

レース当日の準備からスイムスイム→バイクのトランジションのレポートはこちら↓

バイクからバイク→ランのトランジションのレポートはこちら↓

この記事ではこのレースで一番追い抜いたパートのランについて書いていきます。

ともえ
ともえ

また、長くなると思いますが、お付き合いください。

目次がありますので、時間がない方は目次から知りたいところに飛んで読んでくださいね。

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アイアンマン・ジャパンみなみ北海道 ラン42.195km

スタート時からリアのギア変速ができない!という非常事態が発生したバイク180kmを7時間39分もかかって終え、トライアスロンで一番安心できるパートであるランへ。

これからフルマラソン42.195kmなのか……ともちろん思うのですが、ランスタートが16時ちょっと過ぎなので、キロ6分30秒ペースで4時間半かかっても20時半過ぎにはゴールできると思えば、苦しいけれどめちゃくちゃ気持ちは楽でした。

ともえ
ともえ

万が一、走れなくなって歩いても、17時間の制限時間には間に合いそうだし。

しかも、ランは14kmのコースを3周

マラソン大会なら、ずっと同じコースでつまらなくなってしまいますが、この先どんな道なのかと心配しなくてもよいので、ひたすら一歩一歩、淡々と足を進めるのみ。

バイクで抜かされた人を全員抜かす!(執念深い)ぐらいの気持ちで走っていました。

バイクが遅くて、あまり足を使っていないせいか、どんどん抜かせます。

まぁ、周回コースなんで抜かしたからといって、順位がすべて上がっているわけではないですが、抜かされるより、抜かすほうが気分がいいです。

ランコースには、約1.5~2.5km間隔でエイドがあり、ランスタートの時にトイレをあきらめたので、2個目のエイドでトイレへ。

エイドのトイレは待たずに入れるかな?と思ったけれど、結局、少し待って順番回ってきました。

さすがに、7時間半以上もトイレに行っていないので、信じられないぐらい長くかかりました(笑)。

ともえ
ともえ

膀胱にそんなにためられるんだと感心したくらい……。

ちょっと軽くなって、ラン再スタート。

↑沖縄ゴーヤーの千葉さんが撮ってくださった写真。

にばっちりウエットスーツで擦れた傷があります(痛かった)。

ともえ
ともえ

前を走る男性よりもふくらはぎが太い!

エイドには全部寄って、毎回コーラを飲みました。

ミドル以上のトライアスロンの時はジェルは摂れなくて、コーラでエネルギーとカフェインを摂ることが多く、今回もランはコーラのみでフルマラソン完走。

ランのパーソナル・ニーズ・バッグから取り出したもの

1周目のフィニッシュゲートの横のエイドで、ランのパーソナル・ニーズ・バッグを受け取りました。

パーソナル・ニーズ・バッグの中身はこちら↓

  • ヘッドライト
  • サングラスケース
  • ウインドブレーカー
  • 靴擦れ防止テープ
  • 薬(胃薬・ロキソニン)

1周目はヘッドライトは要らないだろうと予測して、ランのギアバッグには入れずにランのパーソナル・ニーズ・バッグに入れました。

そこで、サングラスを外してケースに入れて、ヘッドライトをつけました。

いつもは早朝の準備の時に使うヘッドライト

今回ももちろん、朝のバイクセッティングの時にも使いましたが、メインの使用は最後のランでした。

太田麻衣子選手のYouTubeでランの時はヘッドライトが必要と言っていたので、バイクセッティングの後、ランのパーソナル・ニーズ・バッグに入れました。

ともえ
ともえ

トライアスロンでヘッドライトを使ったことがなかったので、本当に必要かな?

ってちょっと思ったのですが、車で試走した時にランコースは、想像以上に田んぼばかり明かりもなさそうなので、素直にランの時にヘッドライトをつけることにしました。

使用したのは、かなり前に登山用に購入したBlackDiamondの電池式のヘッドライト

今のモデルだとこのモデルぐらい?

思ったより、ヘッドライトをつけている選手が少なかったのですが、私はヘッドライトをつけてよかったなと思いました。

足元が暗いとスピードが落ちてしまいがちですが、ヘッドライトで足元を照らしていたせいか、暗さでペースを落とさずに走れました

スタート前の準備から最後のラン、災害の時にも便利なので、ヘッドライトはぜひ、準備してほしいアイテムです。

あと、ランのパーソナル・ニーズ・バッグで取り出したものは、靴擦れ防止テープ

これは、私が普段から愛用しているテープで靴擦れがおこったら貼ろうと思い準備していました。

結局、使用したのは靴擦れではなく、計測用のアンクルバンド擦れのため。

足首にしっかりとアンクルバンドを固定することができなかったので、バイクの時から擦れていて気になっていました。

激しく足を動かすランから擦れがひどくなって、すごく痛い

アンクルバンドで擦れている辺りの足首にグルっとテープを貼ってランに戻りました。

が、あまり効果がなく、走った後は足首が傷だらけでした。

いつも足首が出る短いソックスを履くのですが、今後はアンクルバンドが隠れるような、またはソックスの上にアンクルバンドを巻けるような長さのものを選ぼうと決意。

ともえ
ともえ

トライアスロン用にお勧めの靴下があったら、教えてください。

あと、パーソナル・ニーズ・バッグに戻したものもあります。

バイクで余ったジェルに、トランジション⓶でラン用のジェルを足したのでめちゃくちゃたくさんのジェルをポケットに入れて走っていました。

どうせ、1周走ってみてジェルは摂れないなぁと思ったので、ポケットに2つ残して軽量化。

膝に違和感もあったので、準備していたロキソニンを飲もうと思いつつ、忘れてラン再スタート。

この後もロキソニンを飲むチャンスはあったのですが、バッグを探すのが面倒で飲まずに終わりました。

ラン42.195km中の補給食

ランの時には1周ごとにMag-onマグオンアップルグレープフルーツ(ノンカフェイン)を摂ろうと計画していましたが、結局、ジェルは1つも摂らず

前述のようにコーラでエネルギー補給

どのぐらいエネルギー補給できたかはわかりませんが、低血糖でフラフラになるようなことはありませんでした。

これもバイクまでにしっかりエネルギーを補給したおかげだと思います。

アイアンマン・ジャパンみなみ北海道 ランリザルト

どんどん抜かせて、苦しかったけど、楽しかったランのリザルトです。

トラッカーのランリザルト↓

ラン 4:12:13 エイジ2位 女性21位 全体222位
タイム 時間 ペース 分/km
5.6km 34:14
10:06:26
4:44:53 pm 6:07
10.3km 1:04:40
10:36:53
5:15:19 pm 6:29
14km 1:24:15
10:56:27
5:34:54 pm 5:18
19.6km 1:55:05
11:27:18
6:05:44 pm 5:31
24.3km 2:28:29
12:00:42
6:39:08 pm 7:07
28km 2:48:02
12:20:15
6:58:41 pm 5:18
33.6km 3:21:14
12:53:26
7:31:53 pm 5:56
38.3km 3:57:27
13:29:39
8:08:06 pm 7:43
42.195km 4:12:13
13:44:25
8:22:52 pm 3:48
平均ペース 5:59

オフィシャルの順位はトラッカーとかなり違っていました。

エイジ9位 女性58位 全体635位
ともえ
ともえ

でも、バイクの結果よりかなりいい感じです。

3種目のオフィシャルの順位はこちら↓

エイジ 女性 全体
スイム 17位 81位 757位
バイク 19位 94位 1042位
ラン 9位 58位 635位
総合 9位 58位 635位

この表をまとめていて気付きましたが、トラッカーとオフィシャルの順位が違うのは、オフィシャルの順位はスイムが終わった時、バイクが終わった時、ランが終わった時のトータルタイムなのかな?

バイクで抜かされた人を全員抜いたかはわかりませんが、かなりランで順位を上げられました

ランは歩かないことを決まりにしているのですが、今回は北海道新幹線のビュースポット(展望台)の坂がきつくて、2周以降は歩いてました

ともえ
ともえ

展望台だけに高台にあるので坂がきついんです。

2周目は夕陽がとてもきれいでした。

ともえ
ともえ

無理だけど夕陽のなかゴールしたかった。

ビュースポットを3回訪れたら、ゴールの木古内町の街中へはあと少し

真っ暗になっても家の前で応援してくださった地元の方々に元気をもらいながらフィニッシャーゲートを目指します

ゴールの近くは明るいので、ヘッドライトを外し、トライスーツのポケットに入れてゴールの準備。

ともえ
ともえ

ゴールの写真の映えを気にする余裕はあった模様。

13時間44分25秒で10年ぶりにアイアンマンになれました。

その瞬間は頭が真っ白で、「You are an IRONMAN !」って言われたか全く覚えていません。

ともえ
ともえ

他の大会のようにYouTubeでゴールの中継をやって欲しかった。

ゴール後は、メダルフィニッシャーTシャツタオルを受け取り、忘れずにムサシのNIニー(BCAA )を飲みました。

ともえ
ともえ

NIを飲むのは、私のゴール後のルーティン。

記念撮影をして、ホテルに帰る車の中で久しぶりのビールとラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーをいただきました。

ともえ
ともえ

とても美味しかったです。

早朝からスイム会場まで送っていただき、帰りはビールとハンバーガーを用意してくださったSさん&Kさん、ありがとうございました

様々なトラブルがありながらも無事にゴールできた喜びをかみしめました。

2024年 アイアンマン・ジャパンみなみ北海道 リザルトまとめ

最後にアイアンマン・ジャパンみなみ北海道3種目の結果をまとめます。

2024年 アイアンマン・ジャパンみなみ北海道
タイム:13時間44分25秒
総合:639/1310位
女子:58/142位
年代別:9/33位
スイム:1時間31分00秒
T1:10分41秒
バイク:7時間39分36秒
T2:10分56秒
ラン:4時間12分13秒

良かった点よりも反省する点のほうが多いレースになってしまいましたが、ケガもなく完走できたことに感謝します。

最後にアイアンマン・ジャパンみなみ北海道運営スタッフボランティア地元の方々のご協力がなければ、このような素晴らしい体験はできなかったことをお礼申し上げ、ランのレースレポートの締めくくりとします。

ともえ
ともえ

ありがとうございました!

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